marantz LS300 新エッジリファイン スピーカー

マランツのブックシェルフ型スピーカー「LS300」です。

以下の整備を施しています。
・　ネットワークの調整
・　配線の引換え
・　ウーファーエッジの張替え
・　バインディングポストの交換
・　吸音材の張替え

ディバイディングネットワークを調整しています。（写真9枚目右下）
HPF用コンデンサを電解からルビコン製と東信工業製のPETフィルムコンデンサに変更。
静電容量を1.5uFから2.0uFに増加。それに併せて、ツイーター並列の抵抗器を新設しています。

内部配線をすべて4N-OFCケーブルで引き換えています。

ウーファーのラバー製エッジを張り替えています。（写真8枚目下）

背面のバインディングポストを、樹脂製から金属製キャップのものに交換しています。（写真9枚目左下）
なお、コネクターユニットを上下逆さまに取り付け、マイナス端子が向かって左側にあるようにしてあります。

吸音材は、既存のエステルウールを背面から天面に移設。
また、底面に新たにウレタンフォームを追加しています。

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キャビネット外観は、薄い擦り傷（写真7枚目）があるものの、目立つものは無く綺麗です。
前面のバッフルプレートは、打痕の補修跡があります。（写真6枚目）

前面ネットは、角部の一か所が薄くなっています。（写真3枚目）

ネットが外れやすくなっていたため、ダボに厚塗りを施して摩擦力を上げてあります。

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現代ではあまり見かけない、マランツ製のコンシューマ向けパッシブスピーカーシステムです。
ミニコンポのスピーカー部として設計されているようですが、単体システムとしても発売されていました。
ドライバーのフェーズプラグがウーファーとツイーター両方に備えられているのが特徴。安価な製品ながら意欲的な仕様です。

音は寒色で、輪郭をなぞるような質感。
整備は原音復旧が主で、劣化部の補修、高音域の低歪化などを行っています。

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主な定格
・　2ウェイ2スピーカー/バスレフ型/防磁設計
・　寸法：140W x 225H x 240D mm
・　重量：3.5kg
・　インピーダンス：8Ω
・　再生周波数帯域：50Hz～60kHz
・　定格入力：25W

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